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オンライン専用モデル 真夜中の岩手山SBGR321

そして、グランドセイコーオンラインブティック限定の新モデル、Ref.SBGR321が発表された。以前、A Week on the Wristでもご紹介したSBGK005のように、ブルーの岩手山をモチーフにしたリファレンスだ。

SBGR321は、40mmのチタン製ケースとブレスレット、そして自動巻きCal.9SA5を搭載し、これまでの3モデルに比べて格段にスポーティなモデルとなっている。この新しいリファレンスは、2020年に導入されたグランドセイコーの新しいデザイン哲学であるエボリューション 9に基づいており、グランドセイコーの古典的なデザインの文法をモダンにアップデートすることを視野に入れている。

新作のSBGR321は、11月からオンライン限定で発売され、価格は121万円だ(税込)。

グランドセイコースーパーコピー 時計60周年記念限定モデル 9Sメカニカル 品番:SBGR321

品番:SBGR321
外装
外装 : ステンレス
裏ぶた:ステンレスとサファイアガラス
ガラス材質 : デュアルカーブサファイア
コーティング : 内面無反射コーティング
ケースサイズ : 横 40mm × 厚さ 13mm
腕周り長さ(最長) : 195mm
中留 : ワンプッシュ三つ折れ方式
ムーブメント
ムーブメント : 9S65 取扱説明書
駆動方式 : メカニカル 自動巻(手巻つき)
駆動時間 : 最大巻上時約72時間(約3日間)持続
精度 : 静的精度:平均日差+5秒~-3秒
機能
防水 : 日常生活用強化防水(10気圧)
耐磁 : あり
重さ : 159.0 g

御神渡りSBGY007を記事にしたとき、「手巻きスプリングドライブムーブメントの薄型化により、ついにスノーフレークの人気を覆すかもしれない」と書いたが、グランドセイコーがこのモデルを二転させたのには理由があったのである。文字盤を白一色にすることで、よりスノーフレークのライバルに近づいたといえるだろう。私にとっては、新ダイヤルとしなやかなブレスレットが特徴のSBGY013は、今回の新作のなかでも特に目を引く存在である。グランドセイコーはいろいろな時計を発表したが、文字盤とブレスレットが新しくなった御神渡りは、近所のブティックで実物を見たい。

一方、グランドセイコーのエレガンスコレクションに加わったSBGW281とSBGW287は、もうひとつの理由、つまり価格でも際立っている。税込55万円という価格は、文字盤の色が好みにあえば、グランドセイコーの入門モデルとして手頃な価格だ。個人的にシャンパンカラーのSBGW281が好みだが、それは、深いワインレッドの秋よりも、シャンパン色の春にインスピレーションを受けた方が、よりロマンチックだと感じるからかもしれない。咲き誇る花々、新たな始まりへの希望、イースターのパステルカラー......まだ11月だというのに、もう春に感傷的になっている。というのも、グランドセイコーは “高級化”を進めているが、50万円台の価格帯で、真の自社製ムーブメントを搭載したキラールックの時計を提供しているのだ。エレガンスコレクションの名に恥じない、現代のグランドセイコーの糧となる時計がここにある。

グランドセイコーといえばドレッシーなイメージだが、このSBGR321はスポーツウォッチとしてもじゅうぶんに通用するモデルだ。ハイビート自動巻きムーブメント、ブライトチタンケース&ブレスレット、視認性に優れたポリッシュ仕上げのマーカーなど、スポーツウォッチとしてのスペックは他ブランドにないものだ。これらのスペックは他のブランドでも実現できるかもしれないが、文字板の周囲にサンバースト状に配置された微妙な質感の岩手山ダイヤルは、やはり純粋なグランドセイコーの時計であると言える。